次へ

第49回「堺まつり」

10月15日㈯・ 16日㈰ 開催
参加型巨大ストリートフェスに 

勇壮なふとん太鼓
勇壮なふとん太鼓

 「堺まつり」は、「堺の誇りを知るまつり」をテーマに「市民総参加」のまつりとして、昭和49年にはじまりました。
 過去2年、新型コロナウィルス感染拡大のため開催中止を余儀なくされていましたが、今年度は3年ぶりに開催されます。
 今年の大テーマは『1600年の堺遺産に出会うまつり』、年度テーマを「みんなが集う みんなが育む 明日へ続く堺まつり」とし、伝統ある「堺まつり」をより身近に感じていただくために、今年から「堺まつり」は「大パレード」中心型から「参加型の巨大ストリートフェス」へと生まれ変わります。
 全長約1.1㎞にわたる大小路筋を、特色ごとにゾーン分けすると共に、旧環濠(内川河川敷)エリアや大道筋にも見どころを作り、東西にコロナステーション、各ゾーンの出入り口に衛生コーナーを設けるなど、新型コロナ感染症対策を徹底しながら開催。(荒天中止・雨天決行)
【テーマ】
○大テーマ『1600年の堺遺産に出会うまつり』
○年度テーマ「みんなが集う みんなが育む 明日へ続く堺まつり」
1 堺のほまれステージ&にぎわいゾーン
⑴日 時 10月15日㈯15時~21時(前夜祭)
 10月16日㈰11時~16時
⑵場 所 Minaさかいステージ周辺(堺市役所前市民交流広場)
⑶内 容 ステージイベント、グルメフェスタ等を開催予定
 大阪観光局と連携したVR映像等「堺パビリオン」の設置
 前夜祭には市役所前の公道にてふとん太鼓の担ぎ合いを予定
2 市民パワーストリート
⑴日 時
10月16日㈰11時~16時
⑵場 所
 熊野小学校~関電前
⑶内 容
 オープニングセレモニー
 ブラスバンド等、大人数の団体による、道路を目一杯に使っての迫力ある公道パフォーマンスを中心にプログラムを構成
 アセアン交流推進室との連携による国際色豊かなブースの出店やパフォーマンスを予定
3 なんばん市ストリート
⑴日 時
 10月16日㈰11時~16時
⑵場 所
 関電前~大小路交差点
⑶内 容 鉄砲隊による定時ごとの発砲パフォーマンス
 刃物や注染など堺の伝統産業にちなんだ出展や名産品の物販を予定
4 ファミリープレイストリート
⑴日 時
 10月16日㈰11時~16時
⑵場 所
 堺警察署~市之町西2
⑶内 容 消防車や地震体験カー、警察車輛など消防車などの様々な車両展示や車両にちなんだブースを出展予定
5 環濠グルメゾーン
⑴日 時 10月16日㈰11時~16時
⑵場 所 内川河川敷
⑶内 容 自由都市・堺の市街地を守るために造られた環濠の一部を観光船でクルーズする「観濠クルーズ」のほか、泉州地域のキッチンカーや飲食ブース等を出店予定
6 利休のふるさと堺大茶会
南宗寺会場
(堺区南旅篭町東3丁1―2)
10月15日㈯(9時~15時40分)
 三千家による本席、野点席を催します。
※前売り券は完売しました。
※当日券には限りがございます。
さかい利晶の杜会場
(堺区宿院町西2丁1番1号)
10月16日㈰(10時~16時)
 大学茶道部の学生たちによる三千家のお家元命名のお茶室での茶席や野点席、武者小路千家の皆さまによる立礼席と、様座な茶の湯が体験できます。
※空きがあれば当日受付可能
※開催内容は予定です。変更になる場合があります
主催・問い合わせ(公社)堺観光コンベンション協会
TEL
072―233―5258
http://www.sakai-tcb.or.jp/s-matsuri/
「堺まつり」で検索

全国各地の火縄銃による祝砲
全国各地の火縄銃による祝砲

「堺・アセアンウィーク2022」
写 真 展

2022年 最優秀賞作品 「ちびっこ達」(ミャンマー)
2022年 最優秀賞作品 「ちびっこ達」(ミャンマー)

 プロ・アマ問わず募集した「アセアンフォトコンテスト」の入賞作品を含む50作品を一堂に展示します。今年で14回目を迎える写真展で、アセアン諸国の魅力あふれる作品をお楽しみください。
 また、今後の事業の参考にさせていただきますので、ご来場いただいた際は、アンケートにご協力ください。みなさまのお声をお待ちしております。
 詳細は堺市ホームページをご覧ください。

・日程
 2022年10月6日㈭~19日㈬正午まで
・場所
 堺市役所高層館1階エントランスホール
・問合せ
 堺・アセアンウィーク実行委員会事務局
 (堺市文化観光局国際部アセアン交流推進室内)
TEL
072―222―7343
FAX
072―228―7900


書評 樋口季一郎
『《復刻新版》陸軍中将 樋口季一郎回想録』

(啓文社書房、令和4年9月)

 樋口季一郎陸軍中将(1888~1970)は、大東亜戦争中に北方軍~第五方面軍司令官としてキスカ島撤退作戦や、終戦後のソ連軍不法侵攻に対する占守島の戦いなどを指揮したことが戦史上特筆されている。そして近年は、支那事変(日中戦争)中の昭和13年(1938)3月、ナチスドイツに迫害されていたユダヤ避難民の満洲国通過の「ヒグチ・ルート」を開いた功績が改めて脚光を浴びている。評者が代表幹事を務める顕彰史研究会でも本年8月20日(樋口中将生誕日)、陸軍キャリアの出発点となる幼年学校に通い、また戦後の一時期を過ごした大阪府下の大阪護國神社において慰霊顕彰祭を斎行した。その際に記念講演を行った御令孫・樋口隆一明治学院大学名誉教授により、丹念な校註が施されたうえで再々刊(昭和46年初版、平成11年再刊)されたのが本書である。
 ユダヤ人救出についての行を読むと、救出劇そのものもさることながら、ユダヤ人迫害の背景に、マルクスもユダヤ人だとして共産主義が排撃された要素を著者が見出しているのが興味深い。同時にその「排ユダヤ主義」に対置される「親ユダヤ主義」についても、我が国の史蹟や言語をユダヤ由来と見立てるような「日猶(日本―ユダヤ)同根」説には懐疑的で、「排ユダヤ否定」だけで充分と説く。
 また著者は、支那事変の拡大経緯にも独自の考察を与えている。樋口参謀本部第二部長が日中和平工作のため重慶から脱出させ東京に匿っていた汪兆銘の『中華日報』論文(昭和14年7月)も根拠にしつつ、蔣介石がソ連の参戦を見込んで昭和12年の盧溝橋事件を引き起こし、彼らの約束のうえで計画され、日本軍を挑発したのが翌々年のノモンハン事件だというのである。この所論が、当時の歴史学界で顧みられることはなかった。しかし実際、日本は(ソ連崩壊後公開された史料で「大敗」が見直されつつある)ノモンハン事件でソ連に不可解な譲歩を行い、対中戦線はさらに泥沼化し日米開戦へと至った。
 本年のウクライナ情勢に臨んで、歴史的教訓からソ連―ロシアという国家の本質を捉えるためにも、多くの日本人が本書で往時の最前線の声に触れてもらいたい。

日本経済大学准教授 久野 潤


第百二十二回

無縁物故者慰霊祭

 9月23日の秋分の日、「第百二十二回無縁物故者慰霊祭」がサンスクエア堺(堺区)においてしめやかに営まれた。=写真=
 この慰霊祭は、一人寂しくこの世を去られた方々の霊を慰めるため、新生社 故 加藤均前代表取締役社長が祭主となり、60年以上に渡り毎年春秋の彼岸の中日に営まれてきた。これまでに祀られた御霊は334柱にのぼっている。
 加藤浩輔祭主は「加藤均の意志を継ぎ、今後この慰霊祭は、私が春秋二回のお彼岸の中日に執り行わせていただきます」と霊前に誓った。
 堺市から永藤英機市長の代理として健康福祉局 藤澤富美 長寿社会部長、堺市教育委員会 日渡円教育長の代理として中山真裕美 総務部長が参列、弔辞を述べた。
 今回もコロナ対策のため一般参列者の参列は無く、関係者のみが参列、本光寺の足立英修住職による読経のもと、物故者の冥福を祈りながら献花を捧げ冥福を祈った。
写真

S-Cube〈時代と共に歩む企業 (162)〉

「同行援護」サービスで
 視覚障がい者の生活を明るく照らす

株式会社ライトヴィジョン
代表取締役
丸谷 博章 氏

事業内容
 さかい新事業創造センターに入居する株式会社ライトヴィジョンは、視覚に障がいのある方を対象とした福祉サービスを行っている。主なサービスは「同行援護」。改正された「重度障がい者就業支援事業」により買い物、通院、余暇活動などの同行援護も業務として行う。これらの援護に加え、通勤、マッサージなどの仕事の往診などが困難な場合などにも対応、視覚障がいと重複で障がいのある方など様々な方にそれぞれのニーズに合った支援も行っている。
 同社は堺市で最初にこのサービスを提供以来、利用者が増加、視覚に障がいのある方の生活の質の向上に貢献し続けている。
 「社名のとおりライトヴィジョンは、視覚に障がいがある方の未来を明るく照らす事を目標にしております。新たなサービスの構築と、制度にとらわれない支援を提供し、視覚障がいのある方がより良い日常を送り、障がいがある事で諦める事がないように、楽しく明るい未来を描けるような支援を心掛けています」
 「視覚に障がいのある方やご病気などで視覚に障がいが出てくる可能性のある方、視覚障がい者の方のご家族など様々な方からの相談を受けております。既にサービスを受けている方はもちろん、初めて福祉サービスを利用する方、サービスを受けたいけれど、どうすればよいかよくわからない方などお気軽にお問合せください」


会社概要
株式会社ライトヴィジョン
代表取締役 丸谷 博章
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)320号
TEL
072―247―9446
FAX
072―247―9447
設立 2017年
資本金 100万円
社員数 13名
https://www.lightvision-roco.co.jp//

ライトヴィジョンが運営
するケアステーション「
ロコ」の 名前の由来とな
った盲導犬「ロコ」
S-Cube新規入居者募集中!!
㈱さかい新事業創造センター[S―Cube]は、新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援します。
創業をめざす方に最適な創業準備デスクも空室あり!!
その他、創業段階に合わせたお部屋もありますのでご相談下さい。
(地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072-240-3775
http://www.s-cube.biz