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第38回 堺 ま つ り

 69万人が楽しむ

音楽が市民と自衛隊の架け橋に(ふれあいコンサート)
音楽が市民と自衛隊の架け橋に(ふれあいコンサート)

 10月15、 16日、 堺最大のイベント 「第38回堺まつり」 (主催 堺観光コンベンション協会) が開催された。
  15日、 堺市民会館では協賛行事 「ふれあいコンサート―市民の集い―」 (共催 自衛隊音楽隊と集う友の会) が行われ、 海上自衛隊舞鶴音楽隊 (隊長 植田哲生1等海尉) が出演した。 同音楽隊は昭和30年の設立以来、 舞鶴地方隊の警備区である日本海側の地域を中心に、 演奏会や、 儀式における演奏、 学生等に対する演奏の指導など、 音楽を通じて自衛隊と市民との架け橋になるよう活動に励んでいる。 プログラムでは、 ポップス、 ジャズ、 映画音楽など素晴らしい演奏に1200人以上の来場者からは大きな拍手が贈られていた。
  メインイベントの 「大パレード」 (16日) は大小路シンボルロードで行われ、 西日本の鉄砲隊の祝砲、 南蛮衣装行列、 市内の保育園児や小学生らによる音楽隊、 57年ぶりに復活した湊・出島浜鯨踊り復活再現の会による 「鯨踊り」、 堺まつりふとん太鼓連合保存会によるふとん太鼓の行進など堺の歴史に沿って紹介したパレードは、 沿道を埋める観客を魅了した。 また今年は東北より 「じゃんがら念仏踊り」 (福島)、 「盛岡さんさ踊り」 (岩手)、 「すずめ踊り」 (仙台、 堺すずめ踊りと共演) など東日本大震災の被災地からも参加、 大きな拍手が贈られていた。
  中世の楽市、 楽座が復活した 「なんばん市」 (ザビエル公園) では、 地場産品即売市や市民団体によるステージイベントなどが行われ、 中でも世界の食べ物が楽しめる飲食ブースには長い列ができていた。
  また、 南宗寺、 大仙公園では茶道を身近に体験できる 「利休のふるさと堺 大茶会」 が開かれるなど2日間で69万人 (主催者発表) が楽しんだ。

華麗な技を披露した 「堺市なぎなた連盟」 の演舞
華麗な技を披露した 「堺市なぎなた連盟」 の演舞
海上自衛隊舞鶴音楽隊のマーチングバンド
海上自衛隊舞鶴音楽隊のマーチングバンド


海上自衛隊
護衛艦 「ちょうかい」 堺に入港

公開に10852人

式典で挨拶するレー・クオク・ティーン総領事
堺港に入港する護衛艦 「ちょうかい」
 海上自衛隊 護衛艦 「ちょうかい」 (艦長 大川努1等海佐) が10月14日、 堺泉北港大浜埠頭に入港、 同15、 16日に堺まつりの関連行事として一般公開が行われた。
  「ちょうかい」 は平成10年就役のイージス艦で、 基準排水量7250t、 長さ161m、 幅21m、 喫水6・2m。 ガスタービン4基2軸で100000馬力、 30ノット、 定員は約280名。
  堺にイージス艦が入港するのは初めてで、 2日間で10852人 (15日3432人、 16日7420人) が訪れ、 同艦の一般公開では全国で最多人数を記録した。 来場者は普段は見ることのできない艦内を見学し、 自衛隊の活動に対する理解を深めていた。
歓迎晩餐会で大川艦長(左)から 「いせ」 後援会・ 「ちはや」 後援会の加藤均理事長に盾が贈られた
歓迎晩餐会で大川艦長(左)から 「いせ」 後援会・ 「ちはや」 後援会の加藤均理事長に盾が贈られた


ベトナム投資・人材育成セミナー

 経済発展が進むベトナムへの投資と人材育成をテーマにした 「ベトナム投資・人材育成セミナー」 が10月21日、 在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館で開催された。 (同領事館主催、 淀川中小企業振興協同組合協賛)
=写真=
  セミナーではレー・クオク・ティーン総領事が 「ベトナムの経済の現状と投資環境」 を、 ハノイ国際人材供給貿易会社 フン・ティエン・トアン総社長が 「ベトナムの人材育成の現状」 をテーマに講演し、 ベトナム進出を考える企業関係者が多数参加、 熱心に受講していた。


がん治療市民フォーラム2011
   がんは怖くない
皆で支えるがん治療

 日本の死因で最も多い 「がん」。 全体の30%を占めておりその予防、 対策が大きな問題になっている。
  堺市2次医療圏唯一の 「がん診療連携拠点病院」 で、 昨年更新認定された大阪労災病院 (山田義夫院長、 堺市北区長曽根町1179―3) では、 従来以上に 「がん」 の予防、 診断、 治療さらに緩和ケアなどに積極的に取り組み、 患者が安心して治療を受けられるための情報提供と最良の治療が行えるチーム医療の提供を行っている。
  また、 院内のメディカルサポートセンターには 「がん相談窓口」 が設けられており、 治療や病気に対する不安、 疑問などについて気軽に相談できる専任看護師を配置している。 さらに、 他の施設の医師の意見を求めるセカンドオピニオン制度も設けられている。
来月には、 同病院が主催する市民公開講座 「がん治療市民フォーラム2011 『がんは怖くない―皆で支えるがん治療―』」 が開催されます。 専門の医師や看護師がそれぞれの立場からわかりやすく講演する。
  山田院長は 「より多くの皆さんにご参加していただき、 がん治療の現状をご理解頂ければと思っております」 と参加を呼びかけている。
日時 12月3日(土)
    10時〜12時
場所サンスクエア堺B棟ホール
(JR阪和線 堺市駅前)
主催 大阪労災病院
後援 堺市医師会
講演内容
・「悪性脳腫瘍について」
  山田和己 (大阪労災病院脳神経外科部長)
・「早期胃がんに対する内視鏡治療の進歩」
  小森真人 (大阪労災病院消化器内科副部長)
・「肝胆膵領域がんの外科治療について」
  清水潤三 (大阪労災病院外科副部長)
・「皆で支える乳がん治療」
  濱沢智美 (大阪労災病院乳がん看護認定看護師)
・「これからのがん治療 『がん地域連携パス』 について」
  松延さゆり (大阪労災病院 緩和ケア認定看護師)
○質疑応答 (事前質問への回答―申込時に質問・相談事項を受付)
入場無料
(参加申込要・先着400名)
参加申込は、 FAX・郵送・メールにて参加希望者の郵便番号、 住所、 氏名、 電話番号、 「市民フォーラム参加希望」 と記入の上、 左記の宛先まで。 今回のテーマに関した質問や相談事項も合わせてお送りください。 (11月25日必着)
〒591―8025
堺市北区長曽根1179―3
FAX
072―255―3349
メール shiminforum@orh.go.jp
大阪労災病院 「市民フォーラム係」 まで
http://www.orh.go.jp


アジア文化を体感
堺・アセアンウィーク開催

アセアン5カ国から民間大使が堺にやって来た
アセアン5カ国から民間大使が堺にやって来た
 アセアン諸国とのさらなる交流、 相互理解の促進を目的とした 「堺・アセアンウィーク」 (同実行委員会主催) が9月26日から10月9日まで市内各所で開催された。
  参加したのはアセアン10か国のうち特に堺と歴史的なつながりが深いカンボジア、 インドネシア、 フィリピン、 タイ、 ベトナムの5カ国。 民間大使プログラムでは日本語や日本文化などについて学んでいる各国の大学生が 「民間大使」 として堺市内の小学校などを訪問し、 自国の文化などを日本語で紹介した。
  10月7日には 「堺・アセアン学生フォーラム」 が大阪府立大学で開かれ、 民間大使と同大学の学生が参加 「グローバル時代における教育」 をテーマに各国の現状や展望などについて論議した。
  同9日、 「文化紹介ステージ」 (ポルタス広場) では各国の伝統舞踊、 音楽、 民族衣装、 堺からは月洲神社神楽獅子講の 「獅子舞」、 市立三宝小学校・市小学校の生徒によるインドネシアの伝統楽器 「アンクルン演奏」 などが披露された。 さらに本番のエスニックフードを味わえる 「アセアンフードフェア」 にも多数の家族連れなどが来場した。
  この行事に合わせ、 各国のメディア関係者も来日し、 アセアンウィークや堺のまちや文化などを取材、 各国で報道・放映される。
民間大使のインドネシア、 ナショナル大学 アビ君は 「堺の小学生は一生懸命、 授業を聞いてくれました。 お互いの文化を分かち合えたことを嬉しく思います」 さらに 「日本は素晴らしい国、 インドネシアに帰り、 その素晴らしさを伝えたい」 と感想を述べた。





S―Cube〈時代と共に歩む企業 (33)〉
再生材を最大限に活用
環境にやさしいセメント系固化材

『アトムシックス』
ブルーテック株式会社

アトムシックス

アトムシックス

アトムシックス
 廃棄物の有効活用、 六価クロム溶出抑制、 CO2排出量低減など、 あらゆる環境負荷の低減を実現した環境負荷低減型のセメント系固化材 (セメントを主成分とした土質安定処理材〜セメントの水和反応によって科学的に土を固化するために用いられ、 地盤強度の向上や海岸・河口などの軟弱地盤の強化、 ヘドロ・汚泥の処理、 現場発生土の有効利用等に効果を発揮する)。
  同商品は再生材を活用していながら性能はもちろん、 価格においても一般品と同等である事が評価され、 これまでに公共・民間の建築・土木工事現場を主に10万トンにも及ぶ出荷実績をあげている。

今後の展望
  「アトムシックス」 を軸に、 より廃棄物の活用度を上げた商品の企画・開発に取り組み、 それを実現させたい。 さらにリサイクル商品の普及に努め、 価格をできる限り下げることにより、 リサイクル型商品を、 より多くの企業に利用していただけるよう努力していきたい。 それが弊社の活動意義と思う。

会社概要
ブルーテック株式会社
代表取締役 小林 清
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター (S―Cube) 317号
TEL
072―255―2022
FAX
072―255―4567
創 業 2008年
資本金 900万円
社 員 3人
http://www.bluetec.co.jp/

環境改善で社会へ貢献する
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  鰍ウかい新事業創造センター (S―Cube) は、 新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援しています。
  S―Cubeに入居する数多くの企業は、 事業の成功をめざして日々活躍しています。    (地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072―240―3775 http://www.s-cube.biz