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元総務省事務次官 香山充弘氏
堺経営者協会で講演

香山充弘 氏
香山充弘 氏
 堺経営者協会が主催する 「第211回経営懇話会」 が2月4日、 市内ホテルで開催された。
  講師に財団法人 自治体国際化協会理事長の香山充弘氏 (元総務省事務次官) を迎え 「地方行財政の構造改革」 をテーマにした特別講演が行われた。
  講演に先立って幹事を務める加藤均氏が 「香山氏から 『都市経営がしっかりしていることが、 まちに風格があるということ』 という言葉をいただいた。 堺市の政令指定都市移行時に、 ご指導いただいた恩師です」 と紹介した。
  香山氏は講演の中で地方分権推進についての動きや、 市町村合併について着実な支援と各市町村の積極的な取り組みにより、 3232 (平成11年3月) から1795 (平成20年3月) に減少したこと、 人口一万人未満の市町村も489存在 (合併新法に基づく) することを詳しく解説。 さらに道州制に関する基本的な制度設計、 石油ショック以降、 バブル期を経て、 消費税の導入など地方財政の動き、 また国の予算と地方財政計画との関係などを分かりやすく話した。



ギャラリーTKC開設

「クリエイターの集いの場として」 下田武代表夫妻と本田年男氏(中央)
「クリエイターの集いの場として」 下田武代表夫妻と本田年男氏(中央)

 堺で文化や芸術を発信する新たなスペース 「ギャラリーTKC」 が開設した。
  総合広告代理店、 潟eィケーシーアドコミュケーションズ (堺市北区黒土町) の自社ビル1階に開かれたギャラリーは文化・芸術はもちろんのことジャンルを問わず様々なアートを愛好するアーチストにとっての作品発表の場として、 また、 交流を深める場として活用できる。
  潟eィーケーシー・下田武代表は 「このギャラリー事業は、 私にとって集大成的な意味合いを持っています。 私はフリーランスデザイナーとして約10年、 その後、 鰍sKCを設立してから20年、 グラフィックデザイナー・広告ディレクターとして活動し、 その年月は30年を越えるまでになりました。 クリエイターを志してから40年以上、 創造的な活動に携わってきたことになります。 そんな半生を振り返り、 多くの方々に支えられてきたことに対し、 報恩の念を形にして文化、 芸術活動に関わり、 微力ながら地域の方々に貢献したいと思い至りました。 特に堺という場所にこだわりがあり拠点を設けて以来、 クリエイターが集い、 創造的なことを発信することを強く願っていました。 そして堺から創造的なことを発信するという原点に戻り、 多目的に活用いただけるこのギャラリーを開設しました」 と話す。
  オープニング作品展を飾った本田年男氏 (東光会審査員、 日展会友、 堺美術協会会員、 天洋画会主宰、 堺市文化功績者) は 「堺で活動する芸術家も多くおられますが、 堺には本格的なギャラリーが少ない。 作品発表の場として、 またアーチィストの集いの場となる今回のギャラリーオープンを喜んでいます」 と話す。
ギャラリーティーケーシー
堺市北区黒土町2372
(南海、 JR 「三国ヶ丘駅」 より徒歩8分。 シャトルバス 「向陵中町」 より徒歩3分)
3月9日まで
太井潤一作品展
3月11日〜16日
木本牧子作品展
  ギャラリーについての問い合わせは (TEL 072−252−9855) まで。



昭和史 記録映像上映会
    参 加 者 募 集

 記録映像 「銃後の女たち〜ぜいたくは敵だ (昭和13年〜15年)」 を見ながら昭和史を学び、 考えます。 3月14日(土)、 午前11時から。 堺市立東文化会館で。 司会は桃山学院大学兼任講師、 一級建築士の柴田正己氏。 参加無料。 希望者は直接会場へ。 主催は昭和の庶民史を語る会。 問い合わせは同会事務局 (072−236−3357) まで。

あなたの青春がよみがえる
「青い山脈」 上映

 宿院ふれあい劇場 「懐かしの映画鑑賞会」 が行われます。 石坂洋次郎の大ヒット小説を今井正監督が映画化、 原節子主演の 「青い山脈」(1949年作品) です。
3月8日(日)13時30分〜16時30分(開場13時)、 旧堺市小集会所(宿院頓宮隣・阪堺線 「宿院」 駅東)、 定員60名。 入場料500円 (堺の銘菓つき)。 主催は堺 「まち・話そうよ会」 宿院ふれあい劇場実行委員会。 問い合わせは (072−221−1293) 西田さんまで。

“南海堺駅前展望”
堺 町並み スケッチ(109)
野 村 亜紀子 

南海堺駅前展望

野 村 亜紀子
 穏やかに日々を過していたいと願っていますが、 百年に一度と云われる景気の悪化は国民の日々の不安を駆り立て気持を落ち込ませ、 ひたすら守りに入り買い物どころでは無い。 金融・経済危機への対策を期待しているが、 内閣支持率が下がる一方の政治力では、 この危機に対応するのは難しいのでは!と思ってしまうのが悲しい。
  大手会社の大量数の解雇のニュースが毎日続き、 その配下の中小企業の廃業解雇を考えると、 全国で職を失なった人は何人でしょうか。 これから数年家計を持ちこたえられなくなった家族や若い人達を思うとやりきれない。 又、 すさんだ気持の人が多い世の中の乱れが目に見えるようで恐ろしい。 日々誠実につつましい幸せを願う私達は何をすればいいのでしょう。 一日も早い景気回復を心から願っています。
  もうすぐ春、 ベランダの鉢植の春の花達が芽吹き始めています。 冬から春へ、 朝の来ない夜は無い。 人生のどん底の時、 この言葉がささえになり、 「なるようになるさ」 という言葉に肩の力を抜いて日々を過したことを思いだした。 高い所からの眺めは開放感で癒されます。



S―Cube〈時代と共に歩む企業 〉
大自然のゆらぎを繊細な感覚で
とらえたアナログ的感性を大切に

セルシア技研株式会社 大原久仁威氏 代表取締役

 新事業に挑戦する中小企業を支援する、 さかい新事業創造センター(堺市北区)で活躍する元気企業を毎回紹介。 第一回はセルシア技研鰍フ大原社長に聞く。

事業内容
電気・計装制御システムの設計・製作。 主に半導体製造工場向けの産業ガス供給装置、 排ガス処理装置、 関連周辺機器を含む、 これらの機器の総合管理システムの構築、 ソフト、 プログラムから実機の製作までをトータルに行い、 大手電気メーカーなどから高い評価を得ている。 平成20年には、 事業可能性評価事業 「さかいビジネス認定」 の事業の優位性と実現性が高い事業が認定される 「さかいフロンティア」 に認定された。

今後の展望
「機器や半導体の進化に伴い、 開発や技術の精度を上げ、 時代に対応すべくが んばっていきたい。 また、 古来、 和歌・俳諧をたしなむ多くの日本人の存在は、 大自然の"ゆらぎ"を繊細な感覚でとらえたアナログ的感性であると思います。 制御設計はデジタル万能の昨今にあっても人間が本来持っているアナログ的感性を大切に、 人と機械の円滑なインターフェイスを担った設計を心がけていきたい。」

会社概要
セルシア技研株式会社
代表 大原 久仁威
住所 大阪府堺市北区
長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
103号
TEL 
072―255―2471
FAX 
072―255―2007
URL 
http://www.serusia.co.jp
資本金 1000万円
設立  昭和58年5月
従業員 10名

半導体装置のガス供給機器
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