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堺市高石市消防組合では、 硫化水素の発生に係る救急・救助に対する検証訓練を5月13、 14日に戎島消防訓練所で実施した。 訓練には67名の隊員が参加、 水槽付消防自動車、 消防ポンプ自動車、 特別高度救助隊救助工作車、 特殊災害対応自動車など16台 (2日間) が出動した。 3階の1室で硫化水素による自損事故が発生したと想定、 住民が多数いるとした実災害対応訓練が行われ、 硫化水素の漏洩災害時にはどのように対応し、 いかに2次災害を防ぐかを検証、 同時に硫化水素による被害を防ぐポイントも再認識された訓練になった。 |
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10月に堺市消防局設置 |
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堺市はより迅速で的確な危機管理体制の確立のため、 消防組織と防災組織とを一本的する消防局を新たに設置する。 1消防局と9消防署体制となり10月に設置される。 これに伴い、 「堺市高石市消防組合」 は解散となる。 (高石市は消防業務を委託) |
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5月14日、 海上自衛隊阪神基地隊司令 永田美喜夫海将補が堺市を訪れ、 木原敬介堺市長と今後の連携の強化などを話し合った。 木原市長は、 堺泉北港の耐震強化壁整備も進んでいる。 災害時に陸路が遮断された場合、 救援物資の輸送などに海路が重要となる。 とあらためて海上自衛隊の協力を確認した。 また、 潜水艦救難艦ちはや後援会、 加藤均会長は、 堺市防災委員会には陸上自衛隊連隊長にも委員として参加してもらっている。 とし、 いざという時、 海との関係も大切。 海上自衛隊の委員会への参加要請を提案、 木原市長も賛同した。 堺市と自衛隊の関係は深く、 音楽コンサートの開催や、 自衛艦が堺港に入港、 市民を対象に体験航海 (4千人が参加) などが行われている。 |
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5月12日から16日まで、 大阪労災病院 (山田義夫院長・堺市北区長曽根町) では、 12日の 「看護の日」 を記念した看護週間行事が行われ、 患者さんをはじめ、 地域の方々が多く参加、 看護や健康に対する意識を高めていた。 期間中は身体・体脂肪測定、 血圧・血液サラサラ検査や医師、 保健師、 薬剤師、 栄養士、 理学療法士による無料健康相談、 「応急処置」 に関する医学文化教室、 介護用品の展示、 さらに、 桂団朝による 「大労寄席」、 院内コンサートなど様々な行事が行われた。 |
菅原神社 (池田典子宮司・堺区戎之町東) の社務所内の 「日本庭園」 でホタルの一般公開が今年も開催される。 庭園を流れる小川と 「椿之井」 (茶道の祖、 武野紹鴎所縁の井戸) を水源とする池の水質・水温がホタルとその餌となる 「カワニナ」 の生育に適していたことからホタルが飛び始めた。 人工飼育についても研鑽を重ね、 最高五千匹を数えた。 また兵庫県篠山市の山麓に設けられた、 ホタルの養殖場において神社で組織する 「ホタル養殖実行委員会」 による飼育も行われている。 40回以上も続く鑑賞会には他府県からも多数来場、 毎年一万人以上が訪れる。 日 時 6月中旬 (決定次第HPで発表) 入場無料 菅原神社・堺戎神社 堺区戎之町東2丁1番38号 TEL 072−232−2450 http://www.sakaitenjin.or.jp/ |
広く文化学習活動の場を提供する複合施設 「ソフィア堺」 (中区) のプラネタリウムの投影時刻が変更になりました。 ご注意下さい。 (下表参照) |
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ソフィア堺 堺市中区深井清水町1426 (泉北高速鉄道 「深井駅」 徒歩12分) 072−270−8110 休館日 毎週月曜日 年末年始 |
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堺溶接工業協会では 「第80回記念総会並びに優良従業員表彰式」 を5月25日、 リーガロイヤルホテル堺で開いた。 優良従業員 |
4月 |
▼以前、 小欄にも書いたのであるが、 奈良県医師宅放火殺人事件の少年の供述調書を引用した (「僕は、 パパを殺すことに決めた」) 草薙厚子著の出版問題について、 発行元、 講談社の第三者調査委員会は四月九日出版社と筆者の脇の甘さが鑑定医逮捕という公権力介入を招いたと、 又表現の自由に悪影響を与えた社会的責任が大きいとする報告書を公表した。 報告書には、 供述調書の引用方法などに、 出版倫理に重大な問題があり、 取材源秘匿性については理解がなかったと厳しく指摘した。 それは、 当然のことであると思うが、 鑑定医自身が病院へ出勤し、 その留守の間に自宅に著者、 カメラマン、 ジャーナリストを入れコピーを行うと云う事の重大さを、 鑑定医自身少しもわかっていないということは、 人間として大きな誤りである。 ▼厚生労働省が原則禁止の指針を示している病腎移植について、 超党派の国会議員、 自民・民主・公明の厚労部会長ら約80名 (会長 杉浦正健元法相) が、 修復腎移植を考える会を作ったとある。 この件では、 ドナー不足のため、 外国に手術に行く者もあり、 いろいろ物議を起こしている。 又、 国内でも愛媛県宇和島市の宇和島徳州会病院の万波誠医師について、 保険医登録を取り消す行政処分の手続きを進めているが、 今後どうするのか、 決断せねばなるまい。 ▼小生、 3月号にも食の問題について少し書いたのであるが、 先日喜ばしいことがあった。 流通大手イオンが専用水田を確保し、 米の生産に乗り出すと云ってくれたことである。 第一弾として、 秋田県の水田で農薬の使用などを制限した、 特別栽培米を平成20年度生で、 約千トン委託生産し、 さらに他の地域でも4・5ケ所の専用水田を確保し、 順次生産するとのこと。 又、 生産する農業法人にイオンが直接出資する可能性もあるという、 小生も大賛成である。 今回イオンは、 農業法人 「たねっこ」 (秋田県大仙市) と契約し、 一七〇ヘクタール (約51万坪) の水田で、 米を委託生産する。 今秋収穫する米は、 独自ブランド 「トップバリュ・グリーンアイ」 として販売する。 価格は、 同等の品質の米より2割ほど安いとのこと、 又今後イオンは、 22年度、 専用水田を増やし二万五千トンの米を委託生産するといっておられる。 小生、 以前から食の問題は、 国家の重大問題であると云ってきた。 今の日本は自給率35%前後となってきている。 現在の日本は小麦とトウモロコシの輸入は世界一位となっている。 しかも小麦と米は昨年の時期と比べ、 2倍の価格となってきている。 トウモロコシも約3割方値上がりしている。 日本の乳牛他いろんな分野で、 苦境に立たされている。 一方、 米の生産国である、 タイ、 ベトナム、 インド等においても、 高度成長に伴う消費の拡大で、 物価の上昇に対応するため、 国内供給を優先させ輸出を制限してきている。 当然、 米、 小麦、 トウモロコシ等他の部門でも不足するのは明らかである。 小生以前から云っているように、 企業でも、 退職者等の人達が、 仕事が出来るよう、 農業法人等を作ってもらい、 何かの食物を生産する手助けになるような、 官民力を合わせてやってもらいたいと思っている。 |
南海通信社代表 中 村 泰 彦 |