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葛P栄(きえい) 成田一也社長インタビュー
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石油高騰、
物価上昇、 円高、 株価暴落。 日本の景気の先き行きが見えない時に、 それをハネ返して元気な企業も少なくない。 堺市内でも仮設足場工事でユニークな株式会社
「輝栄」 がある。 成田一也社長に躍進のエネルギーのもとを、 佐藤一段・政治経済評論家と加藤均・堺市議でインタビューした。 |
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佐藤![]() |
まず輝栄の経歴から…。 | ||
成田 | 大阪市西成区生まれの私が、 16歳からこの仕事に入り、 平成5年に独立、 同9年から堺市を本拠に、 仮設工事を主力にやってきました。 平成13年に、 とび・土工塗装・土木工事業で大阪府知事の許可を取得。 14年には堺市の入札参加資格を、 15年には大阪府・市の入札資格を得て、 事業は本格化しました。 今や資本金1000万円従業員30人、 下請けが50社250人に及ぶ規模になっています。 |
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佐藤 | とくに最近の受注は、 レベルが高いですね。 | ||
成田 | 新日鉄エンジニアリングからワールドロジ南港物流センターの新築工事や、 長谷工コミュニティのマンション・メイツ南千里の大規模修繕工事に参加できました。 同じくマンションのアズ和歌山の新築工事にも取りかかり、 あの世界一のトヨタ自動車名古屋元町環境センター第2プラント撤去工事にも選ばれました。 とにかく地元では、 三宝小学校校舎及び給食調理場改築工事を入札で担当したように、 堺市内の学校工事はたいてい関係しているほど信用を得ており、 ありがたいことであります。 |
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道場で総合格闘技の「強者(つわもの)」を |
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佐藤 | このような成長路線に乗せられた秘訣は? | ||
成田 | 誠実誠意は勿論、 あらゆる人脈のつながりを大切にして、 営業力を育ててきました。 発注を頂いた仕事には、 輝栄の全力をあげてつくすこと。
お客さまの満足を得るを第一にしています。 振り返えると、 輝栄の飛躍のルーツは、 本業の 「仮設足場工事」 と、 その 「仮設材リース」 をいっしょに取り扱ったという便利さが建設業界にウケたこと。 別々になっていた業務をひとつにまとめたことでコストも下がり、 安くお手軽るにした商法が当たりました。 |
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佐藤 | そこで貴社のモットーは? | ||
成田 | 「どこもやっていないことを手がける。 つねにパイオニアでありたい」 これが輝栄のねがいです。 その一例となるのが、 環境と品質の国際基準規格のISO9000と同14000を取得したことであります。 この規格を持っているのは、 私たちの業界ではきわめて少ない。 それだけに信頼性は高まり、 競争の激しいなか、 とりわけの扱いを頂いているわけでもあります。 |
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佐藤 | 他社にない魅力。 それが、 このほどオープンされた 「体力づくり道場」 にもつながるのですね。 | ||
成田 |
青少年の健全育成を第一の目的に、 輝栄グループが本社内に建設したもので、 子供から大人まで楽しくトレーニングして汗を流せる空間です。 それとともに、 総合格闘技 (K1やプライドなど) のバトル・トーナメント 「強者」 (つわもの) の堺練習所をつくったのです。 強靭な肉体と精神を鍛え技を磨く場としてはもちろん、 スポーツ振興を進める堺市行政に沿い、 地域の皆さんと生涯スポーツの拠点として、 この道場がお役に立てればと考えています。 |
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筋力がモノ言う仕事で発想 |
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佐藤 | 輝栄の仮設足場やトビの仕事は、 機械で出来ない分野で、 なんといっても筋力がモノをいう。 その身体のパワーづくりが貴社の主力でしょうからこの道場の発想も、 なかなか意義深いですね。 |
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成田 | 全般的にみて近頃の日本の若者は、 もっと体力を鍛える必要があると思っています。 オタクやネットカフェなどの流行にはどうかと…。 溢れるエネルギーはスポーツで発散しろ!と言いたい。 みんながこの問題にとりくむ時だと考え、 こんな道場のスタートをしてみました。 | ||
佐藤 | このような社会貢献だけでなく、 成田社長は地元のNPO法人 自由都市堺・町衆会議の 「町衆による堺旧港周辺活性化プロジェクト」 に参加するなど、
その広がりは注目されます。 加藤均・堺市議からも 「行動家でリーダーシップあり、 それでいて謙虚。 会社にマナーが備わっている」 と評価は高く、 将来性が期待されています。 |
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▼1月27日執行の大阪府知事選の結果をみてみると、 橋下徹氏は1、832、857票、 熊谷貞俊氏は999、082票、 梅田章氏は518、563票となっている。
他2人いるも、 上記3人の堺市内での得票数をみてみると、 橋下徹氏は171、211票、 熊谷貞俊氏は94、560票、 梅田章氏は49、620票となっている。 橋下氏は、 自民 (大阪府連) 公明の推薦を受けていた。 熊谷氏も、 民主・社民・国民の推薦であった。 梅田氏は共産が一丸となっていた。 前回の堺市議選の各党の得票数の概略をみてみると、 自民約68、000票、 公明77、000票、 民主・社民70、000票、 共産49、800票となっている。 よって橋下氏は、 自民、 公明の票148、000票に、 約25、000票を他党又、 浮動票をとったことになる。 熊谷氏も民主・社民等の70、000票に約24、000票を他党又浮動票をとっている。 梅田氏は共産の49、800票、 浮動票は他から入っていない。 よって、 上記からみてみると、 次の衆議選又市長選の結果は、 自民、 公明、 民主の動向によって変わるであろう。 自民・公明の合わせた145、000票が鍵となるのは間違いない。 ▼最近食の問題において、 いろんな事件がおきている。 国の自給率も35%前後となっている。 小生はいつも思うのであるが、 戦後の食べ物のない時、 山林まで開墾して芋等を作って飢えをしのいだものである。 それから考える、 今は各地で農地も休耕地となっているところがいくらでもあるはずである。 国の政策で、 各企業の中高年の人達を (退職者でも出来る事を)、 国、 地方が力を合わせて助成してやれば、 出来る事があるはずである。 そうすることによって、 地方も多少の農作物の供給が出来るのではないか。 小生も府内の場所を、 今農地と雑種地を増やしているところである。 退職等の人達又私も多少の食材を作ってみようかと思っているところである。 ▼先日、 大阪本町にある綿業会館にて、 自然を守る運動の一環として、 火垂 (ホタル) から自然再生を図るホタル燦燦会式に参加することになった。 私の知人が発起人の1人となっているので、 参加させてもらった。 今後、 小生も 「自然回復は火垂 (ホタル) から」 を合い言葉に、 川の水の復元、 環境回復に少しでも役立ちたいと思っている。 現在大阪府阪南町山中渓、 山中川上流に火垂 (ホタル) の郷として仕掛けを開始している。 源氏蛍の餌であるカワニナの発生も多くなってきているとのこと。 今年度は、 大阪府内の数ヵ所に仕掛ける予定である、 とのこと。 岸和田市相川町 (ホタルの里) 津田川上流、 東大阪市日下町8丁目、 ホタル公園等、 小生も堺市内の川を調べているところである。 ホタル燦燦会のテーマソング 「水よ人よ輝いて」 の曲も出来ている。 詩は白鳥英美子、 作、 編曲、 山路敦斗詩氏によって、 良い曲が出来ていた。 参加される方は、 小生に一報下さい。 |
南海通信社代表
中 村 泰 彦 |