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堺市の新しい飛躍と発展に向けて


堺市長 木原 敬介


本市におきましては、 大都市に相応しい安定した財政構造を早期に確立するため、 いち早く 「行財政改革」 に着手するとともに、 これを断行し、 一方では 「合併・政令指定都市の実現」 をはじめ、 「都市の再生」 や 「産業振興と不況・雇用対策」、 「健康・生きがいづくりと子育て支援」 など、 元気で活力に溢れる安心・安全なまちづくりを推進いたしております。
 特に、 今後、 地方分権の流れが本格化する中で、 更なる市民福祉の向上と本市の発展のためには、 自己決定・自己責任を原則とする市民本位の自治体制を確立することが必要であり、 美原町との合併を通じて、 府県並みの権限と財源を持ち、 まちづくりの選択肢が広がる 「政令指定都市」 を実現することが何よりも重要であります。
 また、 今年度に入り、 「第2期庁舎」、 「のびやか健康館」 「さかい新事業創造センター」 がオープンするとともに、 北野田・北花田駅前の再開発事業や臨海部における大規模商業アミューズメント施設の整備など、 民間エネルギーの活用による 「都市の再生」 も着実に推進されています。
 このように今、 21世紀における堺のまちのあり方を大きく左右するプロジェクトが次々と動き始めているところでございます。
 皆様には、 今後とも、 本市の新しい飛躍と発展に向けて、 力強いご支援、 ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

堺市 のびやか健康館
堺市新庁舎
第2期庁舎及び保健所

大型スポーツ施設誕生
ゴミ発電を利用

“森に浮かぶガラスの船”をイメージにデザインされた 「堺市立のびやか健康館」

市民に開かれた新庁舎完成

まちづくりの拠点として期待される堺市新庁舎 (写真右)

クリーンセンター東第2工場横に、 同所からの余熱や、 スーパーゴミ発電による電力エネルギーを最大限に有効活用する 「堺市立のびやか健康館」 (金岡町2760−1) が完成、 本日オープンした。
 地上2階地下1階のこの施設は、 市民の健康づくりはもとより、 人と人とのふれあい、 交流の場として、 子どもから高齢者までが幅広く楽しめるものとなっている。
 1階には3つのエリアがあり、 フィットネスエリアにはバリエーション豊富なレッスンが受けられるスタジオや、 最新のマシンを使ったトレーニングルームがある。 プールエリアは本格プール、 ウォーキング専用プールなど、 水の施設が充実。 スパエリアでは温浴やクールルーム、 露天風呂があり、 スポーツで流した汗を心地よく流せる。
 2階はテニスやフットサルが存分に楽しめる広い屋内グランドとなっている。
 料金は格安で、 いつでも利用できるフルタイム会員など各コースが用意されている。
 お問い合せは、 同館入会受付所・電話072−246−5051まで。

敷地面積 26,795.050u
建築面積 6,732.339u
床延面積 9,866.197u
構  造 鉄骨鉄筋コンクリート造
(一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
地下1階・地上2階建


 待望の堺市役所・新庁舎が高層館の南側に完成し、 今月5日から順次業務がはじまり、 5月6日にはすべての階で業務が行われる。
 新庁舎は地上12階地下3階建てで、 1階から3階に堺支所、 4階に市長室、 6階に堺市保健所、 5階から9階に堺市本庁事務室、 10階から12階に市議会が入居する。
 注目は全館バリアフリーに対応し、 随所に人にやさしい安全への配慮がなされている点。 また防災面においても万一に備えて緊急用のヘリポートも設置されている。 設計にも細心の注意が払われ、 震度7の激震にも耐える。
 さらに光ファイバー、 庁内LANなどIT環境の充実により、 よりスピーディーで無駄のない業務が行える。
 1階のエントランスホールには伸びやかな空間が広がり、 市民のやすらぎの場として利用されそうだ。
 この新庁舎の完成により、 政令指定都市を目指す堺市の拠点施設として市民へのサービスがより充実していくのは間違いない。

敷地面積 4,096u
建築面積 3,348u
床延面積 38,319u
構  造 地上 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
地下 鉄筋コンクリート造
地下3階・地上12階・ 塔屋1階