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花が華やかに咲き誇る、大黒橋近くの船着き場周辺 大阪・ミナミの中心、道頓堀川沿いに整備された遊歩道「とんぼりリバーウォーク」が、観光客のみならず地元住民にも人気のスポットとして注目を集めている。
同施設は、2004年(平成16年)に誕生。日本橋から浮庭橋までの片側約1キロ、両岸で約2キロにわたる歩行空間は、季節を問わず多くの来訪者で賑わう。これまでにも音楽ライブやコスプレイベント、トークセッション、消防訓練、清掃活動など、地域の企業や商店会と連携した多彩なイベントが開催されてきた。
また、道頓堀川を遊覧する「とんぼりリバークルーズ」も継続運航中。川面からミナミの街並みを楽しめるとあって、観光コンテンツの一つとして根強い人気を誇る。
西側エリアに広がる「安らぎのリバーサイド」 一方、遊歩道の「西側エリア」(戎橋~湊町付近)は、繁華なエリアから少し離れていることもあり、都市の喧騒から離れた落ち着いた空間として支持されている。近隣にはオープンカフェなども立ち並び、「新しいミナミ」の顔を感じさせる。
課題とされてきた道頓堀川の水質についても、近年は行政・企業・地域住民の連携による改善が進んでいる。時間帯によっては戎橋下の川底が見えるほどに透明度が高まり、かつて指摘されていた臭気も大きく軽減されたという。
とんぼりリバーウォークの管理運営を行う南海電気鉄道株式会社 とんぼりリバーウォーク事務所の竹田慎弥氏は、「賑わいとやすらぎが共存するこの場所の魅力をさらに発信していきたい。今後も美化活動や水質改善に取り組み、すべての人に愛される道頓堀エリアの活性化を目指したい」と話す。
イベント情報や問い合わせについては、とんぼりリバーウォーク事務所(TEL 06―6644―7565・平日9時~17時50分)まで。
堺区戎之町東の菅原神社(池田典子宮司)では、境内の日本庭園で「ホタル観賞会」が開催される。日程は6月13日㈮・14日㈯の2日間で、幻想的なホタルの光が初夏の夜を彩る。
観賞会の舞台となる同神社内の日本庭園には、「椿之井(つばきのい)」と呼ばれる井戸を水源とする池があり、水質や水温がホタルやその幼虫の餌となるカワニナの生育に適している。こうした環境によりホタルが自然発生したことをきっかけに、観賞会が始まった。
ホタルは、兵庫県篠山市で活動する「ホタル養殖実行委員会」(同神社関係者が組織)によって長年にわたり飼育されており、現在も地道な努力によって数を保っている。
40年以上続くこの催しには、堺市内のみならず府外からも多くの来場者が訪れ、毎年1万人以上がゲンジボタルやヘイケボタルの光に魅了されるという。詳細は、菅原神社の公式ホームページで確認できる。
【会場・問い合わせ先】
菅原神社・堺戎神社
堺市堺区戎之町東2丁1番38号
TEL
072―232―2450
http://www.sakaitenjin.or.jp/
東山魁夷「清涼」 小林美術館では、昭和という激動の時代を振り返る夏季特別展「昭和100年 昭和期に活躍した巨匠たち」を、6月13日㈮から9月7日㈰まで開催する。
2025年は、昭和元年(1926年)から数えてちょうど100年の節目にあたる。昭和の時代は、日本の歴史上最長となる62年と14日間にわたり、戦争、復興、高度経済成長、バブル景気といった数々の社会的変革を経験した。
同展では、昭和100年の節目を記念し、昭和期に活躍した画家たちの作品を紹介する。同館学芸員は「昭和を知らない世代も増える中、改めてその時代を見つめ直す機会にしてほしい」としている。
会期中は関連イベントや解説会も予定されており、幅広い世代に昭和の美術と文化の魅力を伝える試みとなっている。
学芸員による特別展の展示解説
各日14時から、約30分・申込不要
6月25日㈬、7月6日㈰・12日㈯・17日㈭・20日㈰・30日㈬、8月3日㈰・6日㈬・11日(月祝)・14日㈭・19日㈫・30日㈯、9月2日㈫
もっと知りたい!日本画ミニ講座
日本画の「材料」や「技法」についてわかりやすく解説
6月29日㈰ 14時~(約1時間)
講師 九鬼広子 氏(日本画家)
参加費 500円
※別途要入館料
内容 座学で日本画についての説明を受けた後、展示室で鑑賞のポイントを紹介。予約は小林美術館まで。(予約優先。空きがあれば当日受付も可)
小林美術館
高石市羽衣2丁目2番30号(南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅より北西へ徒歩約4分、阪堺電車浜寺駅前駅より南西へ徒歩約8分、浜寺郵便局横)
開館 10時~17時(入館受付は16時30分まで)
月曜休館(祝日の場合は翌平日)
入館料 大人1000円、高校・大学生600円、小・中学生300円
※10名以上の団体は2割引、着物で来館の方は1割引
TEL
072―262―2600
https://www.kobayashi-bijutsu.com/
「インド古典音楽のゆうべ」で響いた美しい音色
堺市役所前のMinaさかい広場で4月26日・27日の2日間、インド文化に親しむイベント「インドDay in 堺 Vol.3」が開催された。主催は在大阪・神戸インド総領事館、共催は特定非営利活動法人堺国際交流協会。
会場では、インドの伝統音楽や古典舞踊、ボリウッドダンス、インド式ヨガといった多彩なパフォーマンスが披露されたほか、タンドリーチキンやナンカレーなどのインド料理、民族衣装、アクセサリー、雑貨などのブースも並び、家族連れなど多くの来場者で賑わった。
5月16日には、「インド古典音楽のゆうべ リズム・オブ・インディア」が、堺市堺区のフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)大ホールで開催された。こちらも在大阪・神戸インド総領事館が主催し、堺国際交流協会が共催。
ステージには、来日した伝統器楽楽団「ナーダティールター」が登場。サントゥール、シタール、タブラ、サロード、ムリダンガム、サーランギーなど、日本ではあまり馴染みのない民族楽器による演奏が披露され、観客を神秘的な音の世界へと誘った。
インドと堺市の交流は近年活発化しており、こうした文化イベントを通じて両国の相互理解と友好の深化が期待されている。
華やかなインド舞踊を披露する出演者「インドDay in 堺 Vol.3」
多くの来場者で賑わうMinaさかい広場
事業内容
堺市の新事業創出支援施設「さかい新事業創造センター(S―Cube)」(大阪メトロ御堂筋線なかもず駅前)で活動する株式会社CLAST-Tech(クラストテック)は、省人化設備の設計・開発・製作・販売を行っている。
同社の事業は、主に二つの柱から成り立っている。
ひとつは現在開発中の粉体計量器だ。「まだ開発段階ですが、精度・少量多品種に対応でき、卓上機として単体で使用できるものから、自動化装置に組み込んで使用するものなど、オリジナル粉体計量器を提供する計画です」と辻氏は語る。
もうひとつは自動化システムの構築である。「システムインテグレーターとして自動化装置を提案・提供しています。ユーザー様の困りごとや、自動化したい工程の希望をヒアリングし、ご提案をいたします」と説明する。
辻氏は創業の動機についてこう話す。「前職で多くの企業様から、自動化に関する悩みや課題を聞く機会が多くありました。その中で、粉体計量に関して、現在使用されている粉体計量器はユーザー様の使い勝手に合わない点も多くあると感じました。そこで計量の精度はもちろん、ユーザー様にとって使いやすく、それぞれの運用にあった計量器を作りたいと考えました」
S-Cube入居について
「立地や環境の良さ、インキュベーション・マネージャーの支援など多くの点に魅力を感じています。今後も開発製品について、試作や、量産、特許取得を進めていく中で、様々な事柄のご相談をさせていただきたいと考えています」と語る。
今後の展望
辻氏は「自動化のニーズは様々な分野に広まっています。今後も、心を込めて今までの枠にとらわれない開発を進め、提供することで少しでも世に貢献できるよう力を尽くしていきたい」と意気込みを見せる。
会社概要
株式会社CLAST-Tech
(クラストテック)
代表取締役 辻 勇人
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)315号室
設立 2024年
資本金 200万円
HP