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【堺の未来を左右する市長選挙は正確な情報で判断したい】 |
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今年の堺市長選挙の投開票日が9月24日㈰に決まった。SNSなどで大量の情報が溢れている時代であるからこそ、堺の未来を大きく左右する市長選挙は、正確な情報で判断したいもの。竹山市長は、さかい利晶の杜や堺市民芸術文化ホールは賑わいをつくる施設だと言い、一方、市長選で対抗馬を出すと明言している大阪維新の会は、竹山市長はハコモノ行政体質で、特にさかい利晶の杜や堺市民芸術文化ホールを批判の的にしている。実際は、どうなんだろうか。私たちは、市民の皆さんに正確な情報を提供するために取材を始めた。 | |
【大阪市の施設は3000万円黒字で堺市の施設は2億円赤字でホント?】 | |
維新の会は、利晶の杜のことを大阪市の天王寺公園のエントランスエリア「てんしば」と比較して批判していた。「てんしば」は、毎年3000万円が市に公園使用料として入ってくる黒字を出すスキームなのに、利晶の杜は毎年2億円の赤字を垂れ流す赤字ハコモノ施設だとタウンミーティングなどで喧伝していた。 取材して分かったことは、比較する対象が間違っているということ。利晶の杜とは、市の施設の「堺市立歴史文化にぎわいプラザ」と民間の施設の「梅の花」「スターバックス」全体の愛称。そして、維新の会が批判している対象は市の施設の「にぎわいプラザ」のこと。「にぎわいプラザ」と比較するならば、天王寺公園内にある市の施設の大阪市立美術館が妥当。因みに、 ”維新の会風“に言うと、大阪市立美術館は、毎年約2.5億円の赤字を垂れ流す施設となる。(表1参照) |
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【実は堺市の施設のほうが効果性が高い?】 | |
一方で、「てんしば」の事業内容からすると比較すべき対象は、民間の施設の「梅の花」や「スターバックス」になる。大阪市が「てんしば」から毎年3000万円の収入を得るのに対して、堺市は「梅の花」「スタバ」から毎年1600万円の収入を得ている。ただし、「てんしば」は、近くに動物園やハルカスがある、もともと来訪者の多いエリアで、貸付面積は約30000㎡。「梅の花」「スタバ」は、もともと何もなかった土地に新たに賑わい施設をつくり、貸付面積は「てんしば」の10分の1以下の約2400㎡。(表2参照) 比較する場合は、きちんと同種のもの、類似のものですべきなのは当然のこと。これを確信犯的に異なる比較対象での情報を流しているとすれば、まさに巷で話題の「フェイク・ニュース」ではないか。 |
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【10年以上未利用だった塩漬け市有地を賑わい施設に変えた竹山市長】 | |
兎にも角にも、現在の利晶の杜は、市立堺病院の移転以降、10年以上未利用となっていた”塩漬け市有地“を、竹山市長が堺縁の千利休さんと与謝野晶子さんをテーマにした施設を核に2年前にオープンした。昨年は、文豪ストレイドッグスというアニメ、今年はイングレスというスマホゲームとタイアップ企画をするなど、全国から若者を中心に客を呼んでいる。また、スターバックスは、全国でも珍しい和風テイストの店構えで、西日本でも有数の人気店だという話も。 利晶の杜はオープン2年で、ほぼ堺市の人口と同じ84万人の来場者があり、オープンから約1年間の経済波及効果も27億円と算出されていることは事実。 来月は、堺東のまちづくりに関する竹山市長の取組を取材報告したい。 |
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4月28日、青森県むつ市にある大湊地方隊(総監・中西正人海将)は、大湊地方総監公邸の庭園で観桜会=写真=を開催した。天気に恵まれたこの日、宮下宗一郎むつ市長ら来賓のほか、大湊水交会、むつ市自衛隊協力会など自衛隊支援団体や地元援護支援企業の関係者及び地域住民など多数の招待客が参加。ほぼ満開の桜のもと、隊員が心を込めてつくった美味しい料理を食べながら、久しぶりの親交を楽しんだ。参加者らはまだまだ話足りない様子だったが名残惜しくも閉会となり、中西総監とご夫人が一人ひとりを笑顔で見送った。(護衛艦いせ後援会会員・伊藤理恵) | ||
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堺中央ソフトボール連盟(山本智章理事長)の第41回理事長杯トーナメント争奪戦が開催。決勝戦は深井中央中学校グランドで深井畑山クラブとファザースで行われた。 深井畑山クラブは、1回、無死一塁の好機に2番一柳選手が右翼越本塁打で先取点2点を挙げ、その後も3番稲岡選手からの3連打で追加点を挙げる。2回には9番上村選手のソロ本塁打、5番山本選手の3点本塁打、6番谷崎選手のソロ本塁打等で7点を挙げ、更に3回には4四球と安打で追加点した後、満塁走者を置いて1番森西選手からの3連続長打で更に大量7点を挙げ試合を決めた。 一方、ファザーズは、1回に2番枡矢(裕)選手の左翼越本塁打と3番桂田選手、4番吉田選手の長短打で2点を返したが、その後、上村投手に後続が抑えられ涙を飲んだ。 |
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「終戦のとき」(七) |
(前回からの続き)いよいよ吉林へ帰る準備を始めるが、北満州に住んでいた日本人は命からがら、南へ歩いて逃れてくる時期に、北に向かうのは無謀かとおもえるが、日本への帰国が望めないので、仲間がいる場所に行きたいと思うのは人情である。 軍隊の携帯テントで作ったリュックにわずかな衣服と数日分の食料を入れ、奉天駅から川を渡り、無順城駅から奉吉線で吉林へ出る計画のもと奉天駅では日本人の乗車は禁止だという。満鉄社員だと通ろうとすると銃剣でリュックを突かれた。警備員も本気では無いと思うが体まで届かなかったので負傷せずにすんだ。 皇姑屯駅での使役の時、機関車を扱った時の事を思い出し、機関車に乗って無順に出ようと構内へ入り込むと幸い日本人機関士であり、乗車することができ無事に無順に着いた。すぐに川を渡って無順城駅に出たが、やはりそこでも乗車させてくれない。(続く) |
江副 良治(90歳) |
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