35万3千人が楽しむ

第42回「堺まつり」

火縄銃隊の迫力ある発砲
火縄銃隊の迫力ある発砲
 第42回堺まつり(主催(公社)堺観光コンベンション協会)と多くの協賛行事が10月17日、18に市内各所で開催された。
18日、メインイベントの大パレードが大小路シンボルロードで行われた。堺、種子島など全国各地の火縄銃鉄砲隊の祝砲、各時代の衣装行列といった歴史・文化パレードなどが行進、堺の1600年の歴史を華やかに表現した。フィナーレは堺ふとん太鼓連合保存会による10台のふとん太鼓が沿道の観覧者を魅了した。
ザビエル公園で行われた「なんばん市」では、堺グルメコーナー、堺・各地特産品コーナー、市民団体によるステージイベントなどが行われた。
南宗寺、大仙公園では茶道を体験できる「利休のふるさと堺大茶会」が、市役所前市民広場ではステージイベント、グルメフェスタが開催されるなど2日間で約35万3千人(主催者発表各イベントごとにカウント測定)が楽しんだ。
元気に技を披露「堺市なぎなた連盟」による演舞
元気に技を披露「堺市なぎなた連盟」による演舞


音楽が自衛隊との架け橋に
「ふれあいコンサート」
陸自中部方面音楽隊

「陸自の歌姫」鶫真衣さん

 10月17日、堺まつりの関連事業として「ふれあいコンサート」(共催(公社)堺観光コンベンション協会・自衛隊音楽隊と集う友の会)がサンスクエア堺で行われ、陸上自衛隊中部方面音楽隊(兵庫県伊丹市)が出演した。
同音楽隊は、昭和35年の創隊以来、隊員の士気高揚のための演奏、自衛隊の儀式、式典における演奏のほか、ファミリーコンサートなどで演奏を続け、親しまれる音楽隊として活動している。
来賓を代表して竹山修身堺市長は「音楽を通して自衛隊の存在意義について認識を深めると共に、安心・安全・国を守るということを考えてほしい」と挨拶を行った。
コンサートでは器楽曲をはじめ、アニメのテーマ曲、東日本大震災被災地での慰問でも演奏された応援メドレーなどの演奏に加え、生演奏でのイントロクイズなども行われた。
中でも、話題の「美しすぎる陸自の歌姫」鶫真衣さんの澄んだ歌声には会場いっぱいの来場者から大きな拍手が贈られた。

音楽の秋を楽しんだ
音楽の秋を楽しんだ

秋季堺文化財特別公開

 堺市内の普段は非公開の文化財が期間限定で公開される秋季堺文化財特別公開が開催される。
 今年のテーマは「夏の陣ゆかりの堺 復興から400年、そして未来へ」。
開催日時
 11月13日(金)〜15日(日)
 11月20日(金)〜23日(月・祝)
9時30分〜16時30分(最終受付は16時)
公開箇所
〈有料〉南宗寺、天慶院(13〜15日・20〜22日)、徳泉庵、海会寺(13〜15日・20・21日)、大安寺、妙國寺
 料金 1カ所400円
 共通拝観券(1000円)も販売
〈無料〉妙法寺、開口神社、菅原神社(20〜23日)、櫛笥寺(初公開)、鉄砲鍛冶屋敷(15日)
・妙國寺(11月15日)、山口家住宅(11月21日)でコンサートも開かれる。
主催 おいでよ堺21実行委員会(堺市、(公社)堺観光コンベンション協会、堺商工会議所、堺ホテル協会)
詳しい内容は左記ホームページで
http://www.sakai-tcb.or.jp/sakaibunkazai/


堺市博物館 特別展
「堺復興
  ―元禄の堺大絵図を読み解く―」
記念講演会

 開催中の特別展を記念して、国立歴史民俗博物館教授小島道裕氏が、「絵画資料から歴史をひもとく―洛中洛外図を中心に―」と題した講演を行います。
11月29日(日)
 14時〜15時30分
講師 国立歴史民俗博物館 教授 小島道裕氏
演題 絵画資料から歴史をひもとく―洛中洛外図を中心に―
博物館ホール
定員 当日先着100名
聴講無料(但し、特別展の観覧をご希望の場合は、別途特別展観覧料が必要)
事前申し込み不要
当日直接会場へお越しください(先着順)。

堺市博物館
月曜休館(祝・休日は開館・11月は、2・9・16・30日)
9時30分〜17時15分(入館は16時30分まで)
堺区百舌鳥夕雲町2丁
大仙公園内
電話 072―245―6201




昭和史講座

記録映像『日本降伏』後編「帝国最大屈辱ノ日ナリ〜9月2日・降伏文書調印〜」を見ながら戦後70年、昭和史を学び、考え、語り合う。11月14日11時から、堺市立東文化会館で。毎月第2土曜日開催。参加無料、直接会場へ。主催・問い合わせは昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)
『幻燈で見る懐かしい近現代建築としての旧遊郭建築?』都市資産として注目されている各地の遊郭建築などを鑑賞。21日11時から、堺市立東図書館で。講師は明治建築研究会代表 柴田正己氏。参加無料、直接会場へ。



堺駅前ギャラリー
ガルリー堺

  油絵
高橋貞示、高橋知也
 油絵作品展U
 

11月5日〜10日
11時〜18時・水曜定休
堺区熊野町西3丁2―14 松見ビル(ローソン2階)
問い合わせは同ギャラリー
(080―1514―0003)まで
www.uki.co.jp/galeries



「夢浪漫おたび寄席」

講談「旭堂南陵」・落語
11月22日(日)午後1時30分開演(1時開場)
木戸銭 1300円
 (全席自由・当日券のみ)
山之口商店街
奥野晴明堂ホールで
主催
 大小路界隈「夢」倶楽部
後援
 堺観光コンベンション協会



第28回関西矯正展

日時 11月7日(土)10時〜16時・8日(日)9時30分〜15時30分
場所 大阪刑務所 特設会場(堺区田出井町6―1)
・矯正施設の業務等の紹介
施設見学、パネル展示、刑務作業体験等
・刑務所作業製品等の展示・即売
木工家具、工芸品、日用品等
入場無料
主催 大阪矯正管区、大阪刑務所、(公財)矯正協会刑務作業協力事業部



税金豆知識
相続税負担軽減の対策方法

 平成27年より相続税に関して基礎控除等の改正が行われたのに際して納税者の関心も以前以上のものがあると思われるので相続税負担の軽減方法を考察してみることにする。
 相続財産にはおおむね現金、預金、不動産などが含まれているが、この中で現金、預金で相続するよりも他のものに代えることにより財産評価を圧縮する方法を考えてみることにする。
 相続発生の後に相続人名義で不動産の購入をと考えている者は相続発生前に被相続人名義で不動産の購入をしておけば、不動産の相続税評価額は土地については一般的に通常の時価の80%程度の評価となり、また建物についても建築価格の約60%程度の評価となる。そしてその不動産が賃貸用であれば相続税評価は更に圧縮されることになる。
 次に、永年の婚姻期間(20年)を経過した配偶者に対して住宅取得の為に資金として金銭もしくは自宅を贈与すると贈与税の基礎控除額110万円とは別に最高2000万円まで控除できるのである。
 尚、この配偶者控除は相続直前の贈与であっても相続税申告時の課税価格には加算されず、相続税の対象にはならないのである。が、この特例は同一配偶者において一度のみの適用である。
 次に生命保険での節税方法を述べてみる。相続人が受け取る保険金には次に述べる非課税枠がある。
 それは「生命保険金額500万円以上×法定相続人の数」の金額が非課税となり、例えば法定相続人が5人の場合は2500万円までの保険金は非課税で受け取ることができ、そして生命保険料を支払うことにより相続財産も減り、その分だけでも相続税が減額され一挙両得となり大いに活用したいものである。

税理士 大西 正芳