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溢れるエネルギーを社会貢献に活かす
NPO強者青少年育成事業団設立

クリスマスには児童養護施設をサップ西成選手が訪問。
クリスマスには児童養護施設をサップ西成選手が訪問。
プレゼントに子どもたちは大喜び

青少年育成に取り組む成田一也理事長(左)。 右は強者の山根真一代表
青少年育成に取り組む成田一也理事長(左)。 右は強者の山根真一代表
 アマチュア格闘イベント 『強者』 (山根真一代表) では、 活動の一環として特定非営利活動法人 『強者青少年育成事業団』 を設立し、 社会貢献活動を進めている。  設立したのは 『強者』 主催母体のひとつで葛P栄 (成田一也社長・堺区北波止町44−22)。 同社が所有するジム 「K│STYLE」 では選手の練習の場にとどめず、 広く一般に無料開放を行っている。
  事業団は大会の収益の一部を児童養護施設への寄贈や、 施設への訪問、 NPO自由都市堺・町衆会議 (葛P栄も活動に参加) が中心となり堺市、 大学、 企業などで構成される堺市都心地域温暖化対策地域協議会が行うオンデマンドバス (予約応答式) の社会実験に対するボランティア活動など多方面に亘っている。
  大型テレビの寄贈をうけた児童養護施設 東光学園 (堺市中区) の大久保佳彦園長は 「青少年の健全育成を目指して若者達に活躍の機会を提供し、 格闘技を通じて痛みや喜び、 協調性等を培うことを目的とした活動に対し敬意を表します。 一人でも多くの若者達が自信をつけて、 大いなる夢に向かって巣立って行くことを心より願っています」 と話す。
  成田一也理事長は 「若者のエネルギーを地域や子ども、 高齢者の方々のために役立てることは意義深いことと考えています。 これからも社会に役立てるよう積極的に活動を続けていきたい」 と熱く語る。
  この考えに賛同する大正、 西成、 中央、 港、 平野、 住之江、 生野、 西、 東住吉、 城東の各支部も発足した。 堺から大きな輪が広がっている。
  堺市の金岡公園でも昨年の夏、 開催された 『強者』。 1月24日にZEEP OSAKAで 「日本vs韓国」 が行われ大いに盛り上がりを見せた。 今後も全国各地で開催される。
大会に養護施設の子どもたちを招待
大会に養護施設の子どもたちを招待



インド古典舞踊オリッシィ
  「祈りの美&心を彩る響き」

昨年12月、 インドで開かれたダンスフェスティバルに出演した柳田紀美子氏 (中央)
昨年12月、 インドで開かれたダンスフェスティバルに出演した柳田紀美子氏 (中央)

 インド古典舞踊オリッシィと北インド古典音楽のジョイントイベントが開催される。
  オリッシィは東インド、 オリッサ州に起源する古典舞踊。 寺院における奉納舞踊として継承されてきたが、 芸術舞踊としての価値が認められ現在、 世界中で公演されている
  出演は、 オリッシィ舞踊家の柳田紀美子氏 (堺市在住・奈良女子大文学部非常勤講師) はインドでオリッシィを学び、 継承。 世界各地で公演を行っている。 2007年には伊勢神宮で舞踊奉納も行った。
  北インド古典音楽は、 インド・ムガール朝の宮廷音楽として発展した音楽。 シタールは田中峰彦氏。 インドの打楽器タブラは田中りこ氏がそれぞれ演奏する。

日時 4月11日(土)
    昼の部 15時30分 
    夜の部 19時
場所 堺市立栂文化会館ホール (泉北高速鉄道 「栂・美木多」 駅前)
出演 柳田紀美子&チャンドリカ舞踊団
  田中峰彦、 田中りこ
料金 当日 (要予約) 3000円、 前売2500円
申し込み・問い合わせ 
いずみおやこ劇場 
072−222−1133



兵庫で地震災害救助訓練堺市消防局

救助訓練を行う堺市消防局の隊員
救助訓練を行う堺市消防局の隊員
 堺市消防局では、 1月13、 14日の両日、 兵庫県立広域防災センター (兵庫県三木市) で地震災害対応救助訓練を実施した。
  今回の訓練は、 発生が懸念される 「東南海地震」 などの大規模な地震を想定し、 救出・救援活動のより迅速な対応のため実施されたもので救助隊員48名、 救急隊員18名が参加した。
  隊員は倒壊した建物内などの閉鎖空間を再現した訓練施設で、 高度救助資機材を駆使し救助活動を実施、 災害発生時の対応能力の向上、 隊員間のチームワークの向上を図った。



大阪勧業展2009

 約200の大阪府内の優秀な企業・団体が集まり、 技術力や企画力のアピール、 製品、 商品、 サービス等のPRを行う総合展示商談会 「大阪勧業展2009」 が行われる。 堺商工会議所の会員も出展する。 事業者にとって新たなビジネスパートナーと出会う絶好の機会となる。 出展業種は金属、 機械・器具・部品、 化学・エネルギー、 繊維、 建設・建材、 生活関連用品、 環境・衛生、 食品、 紙・印刷、 情報・通信など。 入場無料。
日時 2月4日(水)
    10時〜17時
    2月5日(木)
    9時30分〜16時
場所 大阪府立体育会館
    第一競技場〈メインアリーナ〉
  大阪市浪速区難波中
3−4−36
主催 大阪商工会議所
堺商工会議所
大阪府商工会連合会
問い合わせ 大阪商工会議所中小企業振興部 経営支援担当
TEL 
06−6944−6493


S―Cubeで    
ビジネスの成功を

地下鉄 「なかもず」 駅から徒歩5分という恵まれた立地条件にあるS-Cube
地下鉄 「なかもず」 駅から徒歩5分という恵まれた立地条件にあるS-Cube
鰍ウかい新事業創造センター
堺市北区長曽根町130-42
TEL 072-240-3775
〔賃貸室〕
  オフィス (15〜50u)  50室
  R&Dラボ (30〜50u) 8室
  マルチラボ (80u)   4室
  創業準備デスク1室 (8ブース)
研究開発に使用できるマルチラボ
 昨年11月、 堺区の臨海部に 「匠町」 が誕生した。 シャープを中心とする 「21世紀型コンビナート」 の建設が進む中、 この地域が新しいものづくりのエリアとして発展していくことが期待され名づけられたものだ。
  一方、 内陸部でも市の中小企業振興策の取り組みが行われている。 中百舌鳥駅の周辺地域だ。 ここは堺商工会議所、 堺市産業振興センターといった、 いわば 「中小企業支援機関」 が立地する地域である。 ここで、 その支援機関のひとつとして独自色を放っているのが 「さかい新事業創造センター (S―Cube)」 だ。
  S―Cubeは、 ビジネス・インキュベーションの役割を果たす施設である。 インキュベーションとは 「卵をヒナにかえす孵化 (ふか)」 の意味から転じた用語で、 起業者を育成・支援する機関を意味する。 S―Cubeには創業する者や生まれて間もないベンチャー企業が入居し、 インキュベーションマネージャーが中心になり育成支援することで成長発展を図り、 地域経済や雇用創出に貢献できる企業を輩出しているのである。
  施設としてオープンしたのは04年4月。 オフィス仕様の室や研究開発向けの部屋、 創業準備者用の室も設置している。
  入居者の業種も幅広く、 IT関連やサービス業、 製造業など約60社が入居。
  入居者は志しを高く、 自らのビジネスプランを夢で終わらせないため、 日夜活動している。
  次号からは、 S―Cubeに入居し、 夢を追い求める企業を紹介する。